じゅんこイズム ~詩とか怪文書~

私の隙間に住み着いたあれやこれやを綴ります。好いてくれたらうれしいですが嫌ってくれても良いのです。

全然更新していないブログをいまだに見てるやつ誰だありがとうございます。

いつまでも憎い『あの人』や何年も立ち直れない『あの事』というのはある意味【よりどころ】なんだ。

弱い断れない辞められない逃げられないダラしない自分をちゃんと被害者にして守ってくれている。

じゃあ強くなればいいのかというと、そうでもない。

強くなればなっただけ困ることや憎むことは確実に減る。でも結局感情に蓋をしていつか飽和する。頑張り続けることに疲れてしまうこともあれば、強いと評価されるばかりに同居し得ないAとBを同時に要求されてバグることもある。

【よりどころ】というのは鎧であり安全地帯でそうせざるを得なかった事情がある。何でもかんでも攻撃してくる他者が正しいのかというと実際そうでもない。よりどころが守ってくれるからこそ生きていられる。

だから必ずしも自分を変えることが正義とは言い切れない。よりどころではないもので自分を守るためにはしなやかな知恵があればいい。
   
事象は変わらなくても受け取り方は変えられる。もっと少ないエネルギーで息ができるように。エネルギーが貯まればこそスマートに断ることも逃げることもできる。

『わたしそういうのしんどいんだ。』

とはっきり淀みなく、力まずに言えること、どんなに言うのが怖くてもそんなことぐらいじゃ壊れない関係「以外」はたぶん人生に要らない。