じゅんこイズム ~詩とか怪文書~

私の隙間に住み着いたあれやこれやを綴ります。好いてくれたらうれしいですが嫌ってくれても良いのです。

モデルを辞めて

事務所と契約更新しなかった。前から違和感は感じていたんだけど踏ん切りがつかなくてだらだらとしてたから。

 

 

ほっとした。

 

 

もう、あのわたしらしくないパステルカラーやヒラヒラスカートを撮影のために買い漁ったり、ニコニコ着て写真に映らなくていい。

仲間より先にわたしに案件が来て目の前で悔し泣きされなくていい。

 

 

ちょっと思ってた世界と違うなっていうのはモデルスクールの時から気付いてた。でも途中で辞めるって言えなかった。何かの肥やしになるはずだって。

 

でも、期待したものは手に入れられなかった。

 

 

楽しかったしどちらかって言えば向いてると思う。数少なかった現場でもカメラマンやスタイリストに気に入られた。でも、一番求めていた『わたしより健康や美容やファッションを分かってる人』や『それらの意識が高い人にわたしの知識をシェアする機会』に出会えなかったんだよ。それだけ極められた、という事なんだろうけど期待してたから軽く絶望した。

 

 

体はモデルスクールを始める前のが痩せていた。カリキュラムにあったダイエット講座のプレッシャーから全く減らなくなり太り始めた。恨み節で申し訳ないけど自己流で健康的に気持ち良く痩せ続けていたのにその努力を低い知識を以て否定されたのが何よりも辛かった。

 

体の歪みや適性、プロの技術を知れたことは財産だし色んな方に出会えたのは嬉しかった。

 

でもそこにしがみ続けられなかった。飛躍して行く自分を信じることも許すこともできなかった。否定してきて足を引っ張るような人に自ら近づいたりしてしまった。

 

 

3年かかってやっと外した思い込みや自己否定を今やすっかり取り戻している。

 

 

結婚15年にして勇気を出しやっと心の繋がりを掴めた夫とのことも「あなたが上手く行ってると思っているだけで上手くいってるはずがない」と罵られたことがきっかけで戸惑い始め、心を開く事ができなくなり距離ができてしまった。1年たったがまだ戻せない。もう自信がない。

 

 

 

 

 

 

 

 

あの日に帰りたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、帰る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶対に帰るんだから。