1 洗脳とマインドコントロール①
※生き方や価値観について質問を受けたのでしばらくコラムを書いて行こうと思います。
【洗脳とマインドコントロール】
オウム事件以降頻繁に耳にするようになったけれど混同されている単語たちです。
洗脳
体罰など身体的苦痛を与えることにより行動を制限させる恐怖による支配(条件反射も)
マインドコントロール
体罰など身体的苦痛を与えずに思考や行動を制限させる教育による支配
多くの宗教や道徳教育も広義では後者に当たると思います。
そうするとマインドコントロールの手法自体は悪と言い切れません。
子どもが何食わぬ顔で虫や友達を傷付けていたらあなたは何と声をかけるでしょうか?
問題なのは受信者の行動や選択が社会全体ではなく発信者や特定団体に限定した利益を生み出す場合です。
もし、昨今問題になっている『社蓄』『過労死』が純粋に社員教育によるものならば悪質なマインドコントロールです(個人的には家庭や学校による土台作りがある気もしています)。
他者の幸せを思い助言や教育をすることは善行と思われがちですが、詰まるところたとえ家族であっても本当の意味で他者を『幸せにする』ことは不可能だとわたしは思っています。
何故ならば、なにが幸せかは本人が感じていないと意味がないからです。
集団、団欒、おしゃれ、高学歴、上場企業、高収入、結婚、出産、子どもの高学歴・・・
○○を手に入れたら幸せな『はず』『はずなのに』。
それは親や友達、メディアからのマインドコントロールではありませんか?
前述の子どもの様にいたずらに人が苦しむことをしてしまうのは困ったことですが教育に必要なのは『Aを選ばせる』ことよりも『AかBか選ばせる』こと、さらには『選択肢は自分の力で無限に作り出すことができると気付かせる』ことなのかも知れません。
これは子どもに限った話ではありません。すでにわたしたち大人が囚われていることに『気付いて』行きたいものです。
かくいうわたしもがんじがらめの一人です。
なぜ?
どうして?
いつから?
これからは?
を一緒に考えて行けたら、わたしたちはもっともっと優しさに溢れた世界を作って行けそうな気がします。
ここちよい
ってなんだっけ?
微笑合掌