じゅんこイズム ~詩とか怪文書~

私の隙間に住み着いたあれやこれやを綴ります。好いてくれたらうれしいですが嫌ってくれても良いのです。

【牛乳】

※タイトルに【 】がある時は詩です。



洗っていない

 

朝食をとってから何時間経ったか

 

一周まわって 白々と明ける気配がカーテンの外に聴こえる

 

世界とわたしの間には今日も薄い膜がある

 

その膜で守っている

 

その膜で隔てている

 

全体に取り込まれて「個」を失わないように

グラスの中にこびりついている

 

 

「ダメ」の烙印を押すために 少しでも見下すために

 

ずっと人を測っている

 

交わることはない 触れ合うことはない

 

ちょっと知った気になったり 傷つけたり それだけ

 

 

 

ばか ちかいよ