じゅんこイズム ~詩とか怪文書~

私の隙間に住み着いたあれやこれやを綴ります。好いてくれたらうれしいですが嫌ってくれても良いのです。

なにものであるか

わたしが誰で

どんなことをしていて

何を目指しているのか

 

世間は要求してくる

 

でも、そんなこと初めっか知らん。

決めないとダメみたいに言われて焦って

『お母さん』とか『モデル』とか『会長』

とか着込んでみたけど暑苦しくてしょうがない。

 

やりたくてやってるだけの部分と

名乗りたくてやってる部分が喧嘩して

 

いっそ脱いでしまいたいんだけど

指がむくんで腕が震えて ボタンが外せない。

 

そもそも、世間って誰?

聞いてきた人は何者なの?

ただ単にわたしを「知りたがってくれてる」だけじゃない?

 

いやん。

どんな服よりも裸がかっこいいんだわ、きっと。

でももうちょい着させといてねって今は思う。