じゅんこイズム ~詩とか怪文書~

私の隙間に住み着いたあれやこれやを綴ります。好いてくれたらうれしいですが嫌ってくれても良いのです。

物憂げな作品集 【愛と欲望とほんの少し痛み】 【はちのす】

【愛と欲望とほんの少し痛み】

君のみぞおちに機械を埋めたくて

何も言わないで 何も答えずに

僕は逢いに来た

何も聞かないで 何も知らないで

君は逢いに来た

 

悲しみではち切れそうな心は 2月の喧騒に

きっと よく似合う

 

『君の心臓をえぐりたい。

                                代わりに僕の機械をあげる。』

そしたら君はバットで殴って渋谷の林に僕を捨ててね

 

光はどこまでも青くて

僕らはどこまでも赤くて

 

僕の手は震えて それでも 涙は枯れていて

 

始まりの様な終わりにときめきながら言うんだ

 

 

"さよならだけが人生さ"って

 

 

  

【はちのす】

そうだよ そういう かおなのよ

人を惑わす 人を狂わす

 

うまく二の句が継げなくなって

思わず手が出て 袋叩きだ

 

みんなが きみを 大好きで

みんなが きみを 信じてる

みんなが きみに 恋してて

みんなが きみを 守ってる

 

ふだんは口が汚いくせに

マシンガンみたいに貫いてくるんだ

絶対知っててやってるんだろ

ほらまた そうやって          

 

                ハニカム