じゅんこイズム ~詩とか怪文書~

私の隙間に住み着いたあれやこれやを綴ります。好いてくれたらうれしいですが嫌ってくれても良いのです。

愛の感じ方② 共同体感覚

注:アドラー心理学あんま得意じゃないけど、そんで「そんなんちゃうで」と言われそうだけど他にいい単語を知らんの。

 

共同体感覚ってね「わたしはみんなの中の一人です」って思うことを言うらしいよ。

 

会社が潰れそうだ!

→おれしらね。はやく辞めよ。

→みんなが路頭に迷わないためにできることはなんだ?

的なことだよ(どっちがあるなしかは分かるよね)。

 

でね、

でね、

 

人のために何かすんのってハードル高いじゃん。

つか、ジャッジがあったら無理じゃん。ジャッジがきつい人が共同体感覚風のやつ振りかざすと「コントロール(誘導)」に陥るよね。出来ない人排除したほうがはえーし。

 

そでなくてね、

 

街中や電車の中でイラついたり不安になったりしたら

 

『ここにいるの、みんな知ってる人。』

 

って思ってごらん。

めっちゃ平気よ。

 

服ダサくても(気にしすぎwww)、機嫌悪そうでも、あんま喋ったことない知り合いや同級生の定にしたとたん「別にこの子はそいうんじゃないし」とか「きょうたまたまね」って思えちゃう。ほんで、なんか自分も許される気がして体が緩むの。

 

そういうごっこをしてみると人とつながるレッスンになるみたい。

「怖くない」「敵じゃない」が始まりだものね。いきなり好きですは嘘がある。

なんだ大丈夫じゃん、を感じていれば穏やかになれる。優しくなれる。

で、自分が自分をジャッジして見過ごしてるものに気付ける予感。

 

お試しあれ。

 

③につづく。

愛の感じ方① ジャッジメント

注:エロい話ではない。

 

 

人を裁く、ということを「ジャッジメント」というのだって。

 

あれは良い

これはだめ

 

ということ。思うこと。

 

 

ん?

 

ん?

 

ん?

 

 

ふつうじゃないの?あたりまえじゃないの?

だってだって世の中ってそうやってできてるし、そうやって習うし

それに司法社会だよね?悪いことしたら捕まるから駄目だよね?

 

は?

 

は?

 

は?

 

 

・・・な方へ。正論。つかそれで間違ってないのだけど。

だけど。。。

 

 

司法と切り離して思考ができると良いのかなあ、生き方や生きやすさの話なのさ。

つまりね、その人とあなたは同じ道を歩んで生きてきていないの。あなたの常識が他の人には非常識になりうるの。それはどしてもそう。世間を味方につけてもだめ。コミュニケーションに世間関係ないから(笑)。

 

でね、

 

何かしちゃったことが「初めて」なのか「たまたま」なのか「理由があって」なのか「習慣としていっつも」なのかは確認しなきゃ分からないの。

 

何かしちゃったことが「他の人の迷惑」になるのか「将来大変」になるのか「自分以外の人にはじぇんじぇん問題ない」のかも確認しなきゃ分からないの。

コミュニケーションに難を感じるのであれば

 

 あなたが何を感じたか と

なぜそう感じたか   と

相手の目的はなにか  と

それを回避する方法  は

 

切り離して考えないと解決しえないの。

そこに善悪を持ってきたら見えなくなるの。

ほしたら究極、相手が目に入れても痛くない最愛の人だったら許せる、知らない人だから許さないとか、(難しいけど)ないの。

 

生理的に嫌とか物凄く好きとかは「自分発信」。

正しい間違ってる、価値があるないは「世間発信」。←主にジャッジメントと言われるのはこっち。

 

正しい枠に入る人ばかりじゃないし、何があるのか分からない世の中、自分が枠から外れることだってある。流行りや時代や事故で突然その枠が形を変えてしまうこともある。ジャッジがきついと人に寄り添えないだけでなく、そういう時に対応できない。

人に対しても自分に対しても。というか相手を見るようにしか自分を見られないから対

なのよね。ダサい服の人が無理!と思ってる人はダサい服着たら外歩けない、みたいな。みんなそんなに見てなくてもwwwwww。

 

 

完全には消せないけどそういう考え方もあるよって話。

 

②につづく。

じぶんとおはなし 袋小路にいる人へ

わたしね、いろんなメンタルのセミナー行ったの。

良くなったのにそれが逆に不安でどんどん他も行って。

いろんなことを我慢しすぎてることに気付いて、最近は通う前より元気なくして。

上手く説明できないんだけど自分とお話し(思ったことをとにかく書いて可視化する)してスッキリしたからシェアしとくね。

 

 

 

習ったこと全部忘れやがって

何やってんだ

どうなりたいんだ

モデルどうなった

LADY GAGAどうなった

バレエは?

PTAはまだやんの?

お金は?

仕事は?

こどもは?

2年でものになるのは?

ビジネスはどうなった?

美人に

幸せに

どうなった?

離婚はどうなった?

一人暮らしは?

〇〇は?

言霊は?

タロットは?

 

なにやんの?

なにになんの?

なんのために?

誰のために?

どこにいくために?

 

どうなりたいの?

 

人にばっかり言ってないで

自分はどうなんだ

自分はどこ行くんだ?

 

決めないで歩くなら腹くくれ

間違えたらちゃんと引き返せ

だらだら

ながなが

なにしとるか

 

みんなが愛してるのに

みんなが応援してるのに

みんな援助したがっているのに

なにしとるか

 

どうした

 

なにがほしい

どうなると楽

なにが楽しい

いつが幸せ

なにを選ぶ

なんで選ぶ

 

選んだら受け取れ

責任もって受け取れ

 

ボロボロになりたいなら

ちゃんとボロボロになれ

 

全部自分で叶えてるぞ

 

間違えろ

失敗しろ

恥をかけ

頭をさげろ

棄てろ

失え

悶えろ

泣きわめけ

逃げまどえ

戦うな

壊れろ

荒れ果てろ

見下されろ

怒られろ

 

『すいませんわたしはメンヘラのADHDです。みんなとおなじができません。

気合と根性と学習能力で人を真似て、つぎはぎだらけのアバターとして生きています。

わたしなんかこの世にいません。ただの女です。みんなと違うけどみんなとおなじです。

ほじくる事案が発生すると簡単に壊れます。

どこから手を付けたらいいか分からないからやりたくないと矯正の歯科医師に言われました。それと同じです。』

わたしは幼女の時となんら変わらない。むしろそのまんま、ずっとずっと永遠にへそを曲げている。

 

気に入らない

頭にくる

わたしだけ のけもの

嘘ついた

面倒くさい

やりたくない

気分じゃない

眠い

食べたい

怒られる意味がわからない

怖い

許さない

みんな同じだ

嫌われてる

知らない

分かりたくない

ぶっころす

しんでやる

 

それでいい。ダメって言う人はもういないや。そうだね。いないね。だれにへそをまげてるんだろうね。過去の自分かな?ちゃんとできた自分かな?自分にやきもちを焼いてるんだね。だれかの代わりにだね。お姉ちゃんだね。おともだちだね。〇〇の人たちだね。わたしに嫉妬してきたみんなの代わりにやきもちをやいてあげてるんだね。優しいね。えらいね。

 

でもそれ、もうしなくてもいいんだよ。

ほおっておいてもいいんだよ。

よくなっていいよ。

もらっていいよ。ほんとうはそっちのほうが得意でしょう。

ちゃんと「わたし」をおやりよ。被ってないで。

 

でてきていいよ。

知ってるから。

もう褒められようとしなくてもいいし

褒められても気にしなくていいよ。

褒められなくても気にしなくていいよ。

 

元気がなくなったのはね、

 

言うよ

 

 

 

 

 

 

 

 

相手に寄せたからだよ。

 

 

 

 

 

 

 

したくない事したよ

こわかったね

自分から切られに行かなくていい

もうちゃんと自分でわかってるんだから

しってるんだから

 

 

信じてあげて

あのひとも このひとも

大丈夫なんだって

お世話しなくていいよ

だれも「わたし」のお世話できないんだから

 

だいじなわたしだよ

 

 

「いりません」

 

 

っていいな

 

 

 

大丈夫

大丈夫

 

 

手を放して。

①調理ができる

②料理ができる

③食事が作れる

④料理ができない

 

は意味が違う。

 

 

①調理ができる

切ったり、焼いたり、煮たりできる だけ。

 

②料理ができる

必要な材料を買ってきて、カレーやパスタやサラダが作れる だけ。

 

③食事が作れる

食材の準備、栄養や彩りのバランスを考えた『献立』を組むことができる上にそれらを同時進行でタイミング良く調理し、配膳する事が出来る。

 

 

④料理ができない

食べる人の好みに合わせ、ある程度はバランスの良いラインナップで買って来ることができる。基本は茶色いものが多い。

 

 

 

①の人にありがちな「料理ができないわけじゃない」はやらせてみればよく分かる。しょっぱなからキノコは洗うのか、キャベツはどう切るかなどいちいち聞いてくる。主に出来合いの市販ソースを使った味付け。予算は度外視。

 

②の人にありがちな「料理?作れるよ!」は1品しか出てこない(肉を焼いて終わり、味付け卵のみ、など)。もしくはチグハグ、単一な献立(サンドイッチとお味噌汁、唐揚げと鳥肉のサラダなど)。①よりは手際がよく、味も安定しているが出汁と具(魚のつみれには魚の出汁を使わない)、メインとサイド(一方が味噌なら一方は醤油味など)のコントラストが考えられない、というか知らない。もともと主婦でも毎日料理しなくなるとまず献立のセンスがおかしくなる。自分は食べない家族のための食事準備で精神的に疲弊していると3日もあれば簡単に陥る。

③の人は取り立てて料理ができることをアピールしない。特別熱心でなくても、なんだかんだ言って気に入りのレシピ本があったり、無自覚ながらTVや外食で定期的に情報収集している。過去にある程度苦労して習得しており、食事で一番肝心なのは食べる人の満足度だと心得ている。手間ばかりかかってコスパも味も良くないようなメニューは絶対に作らない。出来上がっても美味しくなかったら出さない、くらいの猛者も。

 

 

④の人はやってくれる人がいるか、使命感がない。食べることは好きな場合が多いが市販の味付けに慣れているために繊細な違いに気がつきにくい。手作りが薄味に感じて満足しないことも。基本的に金銭に余裕がある、もしくはコストの計算ができない。出来る人間に劣等感は感じても自分は不器用だから・・・と「単純な技術の差」だけだと思っている節がある。よって無駄な努力はしない。

 (夫が①か④で妻が③の場合、日々の食卓において感謝が薄い傾向がある。

病気して食事療法を取り入れてからありがたみが分かるのでは遅いんだぞ。)

 

 

服飾の世界もそうなのだけど、作らない人は「布」が一番お金がかかると思ってる。それ、面積じゃん。一番は人件費だよ。で、それ言っても縫う人のことしか浮かばない。縫えるだけじゃできないんだよ?

 

スタートはデザイナー

そのあとパターンナー(型紙作る)

そのあとCADオペレーター(サイズ展開、効率の良い裁断配置)

資材発注

裁断

縫製

梱包・運搬・納品

 

下へ行くほど腕のいいカリスマ以外はブラックになりがちな世界。どんな業種もそうでしょう?これ一人で作業できるようになれる?主婦はいろんな場面でそれを突き付けられるよ。子供の世話なんか命に係わる。

 

 

あ、わたし頑張りました自慢だな、これ。ださい。

 

 

 

えーと、、、身近な人がやってくれてること、やってみ。

で、そんなに一人でできなくていいって周りが先に気付け。

んで、できてる人にはスゲーって言え。

 

的なことが言いたい。

 

 

もうねる。

 

 

おわり。

男らしく 女らしく その人らしく

この世には「男」と「女」と「どっちも」しかいないと思っています。

男女と言うのは「出生時に生物学的に判別する記号」。どっちもは両方の特性を持っている人もいるから。

わたしは性的なトラウマがあり、それを乗り越えたことで誰が誰を愛そうと全く自由だと思うし当たり前のように興味がありません。

 

LGBT”の運動を知った時とっても応援したい、と思ったけどわたしの中で、そもそもそれを特別視することに違和感が生じました。「同性愛」をカミングアウトしなければならない世の中ならば、よっぽど「少女性愛」の方がカミングアウトしてもらわないと困る。脚フェチも尻フェチもカミングアウト、制服フェチも巨乳フェチも貧乳フェチもしてもらわないと困る。「だってそういう目で見るんでしょ?気持ち悪い!(実際どうかは関係ない)」っていうなら同性愛なんか可愛いもんじゃないのかしら。『性別』と『性的嗜好』をごっちゃにするのは良くない。そして「ほっといてあげるからわたしのもほっておいて」と言いたいのです。

 

 

性同一性障害、というのも『障害』と言うことで救われている人たちがいるようだからあれだけど、当たり前のように受け入れたらいいのに、と思います。ただ、わたし自身の厄介ポイントが、性別関係なくオシャレじゃない人が苦手なところ。だから自分に似合うようにオシャレしてほしいな、とは思います。宴会芸で女装する人がいるけどそんな風に見えてしまう人と普通の街中で会うとビックリしてしまうことがあるので、メイクとかファッションの事を教えてあげたくなるのです(本当に余計なお世話だしただのジャッジなのですが)。本人が好きで気に入っているならあれなのだけど。そこだけがちょっぴり気にはなります。

 

 

男女の事を言うと、最近思ったのだけど、男の人って女性の300分の1くらいか弱い気がします。すぐ病気するし、意外にねちっこいし、一度折れると帰ってこない(メンタルのことだよ!)。富国強兵時代の「男子たるものは」という教育はそれを補う役目もあったのかな、と思います。強がっていないと折れてしまう。守るものがないと萎れてしまう。たまにみられる粗野な言動や行動は純粋さ故と思うけれども守備の反応かもしれません。肉体が頑丈なのも実は鎧的な役割かも知れません。

 

 

逆に女性は元々強く出来てるように感じます。平均寿命自体10歳くらい違うのに伴侶に先立たれて寿命が縮むのは男性ばかり。平等教育になってそれらが顕著になったのではないかしら?しおらしく、と言われなくなった女性が急に強く見え始めたのはそのためかもしれません。

そもそも、「男らしく」「女らしく」という教育自体、『武家社会』の教訓で農民はずーっと女系社会だったそうです。男子の家に嫁ぐのも鎌倉時代武家から始まっていて(貴族は除く)基本は女が『主婦』男はその『夫』として力仕事の担い手だったのだと和田秀樹先生の心理学本で読みました。「お腹の子どもが誰の種か男は絶対分からない、女系なら確実に産んだ母の子だと証明できる」そうですよ。理にかなってる。そして男と母親は切れてしまうけれど女とその母は関係を築きやすい、という性質についても述べられていました。だからほっておいたら女系社会になるだろう、と。長男に家督を継がせることも「そうでもしないと長男はしっかりしない」ということらしいです。ご家庭に問題のある方がだいたい長男で困ってらっしゃるのはもう、壮大な冗談のように感じてしまうほど多数いらっしゃる。

 

しかしながら、肝要なのはこの300分の1の弱さを『全く自覚させることなく』扱うことのようにわたしは思います。男尊女卑を踏襲するようで不快に思われる方もいるかも知れませんが、ただ甘やかして何でもやって尽くすのは勘違い。「あなたはできない人だから」というメッセージになるので一番ダメ。そんなのしたらすぐDVが始まります。

強い、何でもできる、素晴らしい、頼りになる、と『決めつけて』関わるのです。そして失敗は「たまたま」、成功は「やっぱり」です。自身に満ち溢れた男性は人の喜ぶ姿にステイタスを感じます。一方の女性はもてなされることにステイタスを感じます。これを、『ころがす』と言います。恐妻として尻に敷く方が簡単ですが自信も自主性も失われます。それでも平和でしょうがハッピー感は目減りする気がします。

 

男に強さを求めるのは弱いから

女にしおらしさを求めるのは強いから

 

と覚えておくと良いかも知れません。いずれにしろ各々の良さを引き出すヒントになるとわたしは思っています。

 

ただし、

ただし、

 

いずれの性であっても、性的嗜好がどうであってもそのことについて攻撃、迫害を加えることは勿論、被ることも必要ありません。被害にあったら直ちに逃げて、体制を整えてから毅然と抗議すべきと思います。同性愛の方に関して言えば”LGBT”の運動はそのような方々を支援するものだと思います。その点については大変素晴らしいと思います。ただ一方で啓蒙活動として果たしてどこまで効果があるのかな、とも思います。ただの流行りものではもったいない。各地で行われているイベントが興味の無い人、嫌悪感のある人が近寄るきっかけになると良いですが・・・。

 

提案なのですが、先述のとおり性的嗜好はなにも”LGBT”だけではありません。なのでより大きい啓蒙活動として犯罪に関わらない限り全ての性的嗜好に『OK』を出してみてはどうでしょうか?

 

ということで一番のタブーを応援してみたいわたしです。

 

 

題して

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『両親のSEXに理解を!!』

 

(これが許せたら全部許せますから。 爆)

 

 

 

 

 

 

 

微笑合掌

 

※ちなみに穴の強度は1万分の1だそうです。意味の分からない人はもう寝なさいwwww

 

 

 

そうそう、オムライス好きはいらっしゃい。

わたし?別に好きじゃないけど 爆

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いけない人妻

 ※こないだ冗談でFBで投稿した官能小説(?)をリライトしました。

意外に女性陣にウケたので(笑)リクエストにお応えして。

 

 

・・・・・・・・カップラーメン食べたい。今。

 

深夜、23時をとっくに過ぎていた。

何か不満がある訳ではない。代わり映えはしなくとも今日も充実した一日を過ごした。一日のうちに一日分の家事が終わらないのは毎度のことなのだから潔く諦めて後は床に入ればいいだけ。もう体は弛緩し始めている。

ただ・・・ほんの少しだけ満たされない、フリをしたいだけ。

 

転勤で引っ越して部屋が増えたことをきっかけに夫とは寝室を別にしている。廊下の先からは威勢の良いイビキが響いている。今日は涼しい風が吹いて過ごしやすい。気持ちよさそうね、と微笑する。リビングの隣では子供たちが寝ている。じゅんこが静かに過ごせるのは夜くらいなのだ。

 

こんな夜に寝てしまうのはなんだか勿体ない気がした。どうせ夜が更ければ末の子に夜泣きで起こされるのだから。。。

パソコンに向かってブログを更新しながら逡巡している姿をもう一人の純子が見ている。憂いを帯びた目を伏せて気に入りの椅子にもたれる唇や首筋や二の腕に温かな匂いを纏っていた。小さく柔らかい指先でひじ掛けの先を愛撫する。物欲しげなしぐさをわざとしておいて、バカみたいねと、一人はにかむ。

 

自分の中のもう一人が言う。

(きちんと自分を満たしなよ。)

(そのまま今日は寝てしまうの?)

(もっとあなたの顔を見たいな。)

(昼とは違う顔を。)

 

ぼんやりとした頭でそれを聞いていると、体の奥が鈍く熱を持っていった。

ゆっくりと思考がとろけていく。目の前にありもしないスープの香りを幻覚する。おもむろに立ち上がりキッチンへ向かう。

 

空き箱を利用した食品ストッカーから「それ」を取り出した。なぜそうしているのか自分ではわからない。

じゅんこは迷いながらもゆるりと電気ケトルに水を注ぎ、自らそのボタンに手をかけた。

「カチッ」

ああ・・・いけない! 我に返った。

こんなとこで何をしているのだろう。しかもこんな時間に。ダメダメ、こんな誘惑に負けるなんてわたしらしくない。いつものわたしじゃない。

まだ引き返せる。・・・けれど確実に体は受け入れる時を待っていた。

 

そうだ、アマニ入りのパンがある。あれを軽く焼いて口に含めば紛れるかも知れない。

 

 

こんがり焼けたパンを小さな口に頬張った。 瞬間、無意識に冷蔵庫に手が伸びる。白くふくよかな手にはバジルペーストとバターとスプーンが握られていた。

 

いやだ、わたし何をしているの?これじゃあ、まるで・・・。

 

気持ちとは裏腹にじゅんこはそれらをパンの残りへ塗りたくり、気が付くともう、跡形も無くなっていた。

リビングへ戻るとテーブルの上にはペアのカップと皿が。ついさっき夫と和菓子を食べたばかりなのに・・・。

 

お湯が沸いた。

 

いけないと思えば思うほど囚われるのが人の常というもの。

 

また、もう一人が言う

(本当は飢えているんだよね、心も体も。)

 

眠い、寝たい、でもほんの少しだけ今日は

・・・いけないことをしてみたい。

 

ケトルがしゃくるような口で見つめている。可哀想なことに、気を紛らわすために食べたパンは余計にじゅんこを刺激した。

時計は12時を過ぎた。 さっきのスプーンでバターを舐めると少し落ち着くようだ。もう大丈夫かもしれないとふと、PCの脇に目をやった。影に隠した「それ」と目が合った。

 

 

津軽 帆立貝焼き味噌風》

 

 

ああ・・・見なければ良かったのに。ピンクに塗った短い爪を立てて底のビニールを破く。めくりあげた蓋から覗く麺に熱い湯を注いでしまうのか。。。

 

ごめんなさい、わたし我慢ができない。

 

どんな謝罪も言い訳も納得がいく道理はないのに胸の奥から突き上げるような衝動に成すすべは無い。湯冷めした肌が甘く香る。振り乱した髪はまだほんの少し濡れていた。

 

キッチンからケトルを奪うように持ってきて勢いよく熱いものを注ぎ入れた。

その口から立ち上る湯気に眉を湿らせるじゅんこはすでに恍惚としている。

 

でも、まだ、引き返せる・・・。

それに、ほんの少し、一口だっていい。そう、残してしまえばいい。

 

そう思った次の瞬間。

 

衝撃が脳を貫いた。

 

なんてリアルな味噌と磯の香り!!!!!

 

ああ、もう引き返せないのね。こんな反則はダメよ・・・。

両手で顔を覆いながら首を振り、でも心は3分を待ちわびている。裏腹にすればするほど高ぶって行く。

 

(あなたの顔が見たいな。)

 

恐る恐る上気したカップに手を伸ばした。温かい。胸元へ引き寄せじりじりと蓋をめくる。こぼれたら火傷してしまう。本当は一気に剝がしたいのに・・・。

普段じゅんこが作る野菜ばかりのお味噌汁とは違う香りが、恥ずかしいくらいに辺りに満ちる。子供や主人に気付かれたらどうしよう、なんて言われるのかしら、どんな目で見られるのかしらと、思えば思うほどに興奮した。

 

フォークを浸してスープを飲む。

 

ああ!しびれるほどの旨み!これが帆立なのね!!港町に来たみたい!!

 

もう戻れない。罪の意識も忘れ、美味しさに目を白黒させながら間髪を入れずに麺がのどを伝っていく。シミはあるものの歳のわりにはまだまだ瑞々しいじゅんこの喉がこくりこくりと波打っていた。

 

 

秘密の夜は更けていく。

 

 

 

おわり

 

 

 

そうそう、レッチリ好きはいらっしゃい。

エビチリじゃないってば。

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幸福についての考察③ 幸せになるために

幸福についての考察①②とリンクする内容です。

 

 

宗教、教育などを通じた生き方指南の多くは

 

・『秩序』を軸にすること

・社会的に有益な人材であること

・ルールを重んじること

・欠点を排除あるいは好転するよう努めること

 

➡「それによって愛される」

 

 

とするものと、

 

 

・『感情』を軸にすること

・他人の評価に依存しないこと

・自由にあるがままにいること

・自分にも他人にもそれを認めること

・善も悪も存在しえないことを知ること

 

➡「それによって周囲に愛が満ちる」

 

 

とするもの、の二極に還元される気がする。

そして昨今メンタルケアの分野が注目を受け急激に前者から後者へ価値観の移り変わりが起きているような印象がある。わたしは前者を「父(社会)的な教育」後者を「母(家庭)的な教育」と思っている。

 

古代、人々が共同体を形成する上で『秩序』やルールが生まれた。でもそれは人類の歴史全体で見たら実は期間限定的で物資の流通や金銭の概念が変革するこれからの世界はその枠組みが無くなって行く気がする。

よく考えると社会的通念よりも、ずっとずっと昔から人は存在していた。『感情』は生命の維持に必要な生理的欲求から派生している。人が生きる限りきっと変わらないし無くならない。生きやすい環境は心地よいし、生命維持に有益なものは美味しいし美しいし愛しい。そうでないものが不安や嫌悪を生むようにね。

 

『秩序』と『感情』どちらにフォーカスした方がより「幸福」を感じられるのかしら?

 

個人の中には昔から答えは出ていただろうけど、時代がそれを許可してこなかったのかも知れないね。

 

 

幸福についての考察②でも述べたのだけど、メディアデトックスのように現代人は

『IN』より『OUT』

『ON』より『OFF』

にフォーカスすることが大切に感じるの。

 

例えば、

 

『蓄える』よりも『シェアする』こと

『食べる』よりも『排出する』こと 

『集中する』よりも『脱力する』こと

『管理する』よりも『手放す』こと

『思考する』よりも『体感する』こと

 

陰陽のバランスみたいに偏りを無くすことでより感覚がクリアになる気がする。

ここが鈍ってしまうと危険も幸福も感じられない。『感情』や『体感』だけは他人には分からないことだから。どんなに人が羨ましがっても、わたしが望んでいないことは「幸福」と呼べない。物事に触れた時に何を感じるかをしっかり掴めなければ自分の「理想」も「希望」もきっと存在し得ない。

 

メンタルやスピリチュアル、ビジネスの話でよく出てくるのだけど、

「レストランに入っても何も頼まない人の所には食べ物は来ない、それを分からずに他のテーブルを羨ましがっていてはいけないよ。」

という話。上手く行っている人はまずその結果を希望している。目的(幸福)を達成する前には頼む(希望する)ということを知らないといけない。でも前提として自分が何を食べたら幸せを感じるか知らないと目的は達成しない。

 

感情を大切に、

今していること

食べているもの

見ているもの

着ているもの

聴こえているもの

会っている人 

 に、何を感じているか。

より多くのデータを集積して出た答えがあなた独自の「幸せ」の形だと思う。

 

好きなものは何ですか?

 

と聞かれて一瞬思考が停止したり「例えば何のジャンル?」って聞き返しちゃう人はもっと丁寧に日常を感じてみるといいかも。

 

ちなみにわたしは先日、生まれて初めて「カツ」が好物って知りました(笑)。それまではね、「特にないです。」とか「なんでも好きだし食べられます。」って言ってたの。お菓子やフルーツは良く食べるけど・・・って。食べに行くこと全くないのだけど、自分とお話しする中で、「そういえばカツ食べた時上がるわ」って気付いた。本当に不思議。まだまだ知らない自分に出会えるかも。

 

 

おわり

 

 

 

変化や進化より小さくとも確実な一歩を。

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